
-
「誰かのために」。この想いこそがモチベーションの源
2011年。当時私は入社3年目だったのですが、東北支店で働いているときに東日本大震災が起きました。被災で多くの方の家が無くなってしまい、避難所も足りず、急遽建てられることになった仮設住宅に西原ネオの浄化槽を設置していくことになりました。私はその最前線で浄化槽の手配を進める役割を務めていました。被災直後の1年は本当に手が足りなくて、正直ほとんど眠れない日々でした。ただし、マイナスの感情は一切湧きませんでした。力を尽くし続けられた理由は「目の前の困っている人たちを助けなきゃいけない」という使命感があったから。当時、東北支店にいた10名のうち、営業専属の社員は私のみ。他の社員も既設の浄化槽の故障対応や工事に追われていたので、新しくつくる仮設住宅の対応をするのは私でした。多い時には、営業としての窓口だけでなく、同時に10機の浄化槽の取り付けを、設計~工事まで一貫して監督をしていたので、本当に死に物狂いでした。ですが、工事が終わり、被災者の方が入居するのを見たときに「ああこういうことを社会貢献と言うんだ」と強く感じたのは鮮明に覚えています。当時の経験があるからこそ、今も自分の仕事のスタンスが出来上がっていると思います。
-
学びが自らの実力になる。技術営業のやりがい
最初の頃は、生活系排水の浄化槽を扱っていましたが、入社8年目のときに、工場関係や事業主の方をお客様とする仕事に携わることになりました。そのとき、一番変化が大きかったのは、「民間受注チーム」という水処理の専門集団と出会えたことですね。それまでは、元気で人あたりのいいコミュニケーションを売りとした営業手法を取っていました。しかし、水処理を科学的かつ技術的に説明している営業の先輩が相手から信頼をいただいている姿を見て、今までの考え方がガラッと変わりましたね。事業主の方だと、人間力だけではなく、根拠や納得感がないと会社としての判断ができないし、信頼も得られないと痛感したんですよね。そこから、先輩を夜な夜な捕まえて新しい営業手法を教えてもらいました。今となっては絶対に考えられないですが、ドーナツ屋さんで3時間くらい話したこともありました。(笑)水処理や機械については社内で、建築は社外の方にも教えてもらって、工場関係の水処理営業ができるようになりました。西原ネオのような技術を扱う営業は、対人スキルだけの営業ではなく、根拠のある資料に基づいてしっかり伝えることでお客様の納得が創られる。だからこそ、1つひとつを学んでいくことが大切ですし、それが活きてお客様から信頼を得られた時に、実力がついたと実感できるし、楽しいんですよね。
-
伸び悩んだ時、自分を突き動かしてくれたのが採用活動
営業としてある程度やれるようになった時、正直少し伸び悩んでいる時期がありました。仕事にも満足していましたし、自分の中でその後どうしたらいいのかが分からなくなっていたんですよね。そんな時、新卒採用活動にも関わることになったのですが、それが自分が大きく変わるきっかけになりました。採用活動で、学生の皆さんに対し、「どう伝えたら西原ネオの魅力が伝わるんだろう?」「どんな声掛けをしたら、よりインターンシップを充実させられるんだろう?」などと、常に考えることが増えたのです。結果、なぜ自分がこの仕事をしているのか、この仕事への誇りや使命感を改めて言語化する機会になりました。そして、どんな自分になりたいのか?改めて自分に問いかけたとき、「まだ、自分が本当に目指したいものには届いていない」と痛感したんです。向かう先を再認識でき、迷いがなくなりました。
-
この仲間たちだからこそ、全社員がやりがいと誇りを持てる会社にしたい
新卒採用活動で他部署や違う拠点の社員とも関わることが増えて、改めて西原ネオの社員は周りの言葉をすぐに吸収して行動に移せる素敵な人間性を持っている人ばかりだなと感じました。ただ、社員の中には仕事をしている中で働く意義や使命感を見失っている社員もいると思います。だからこそ、一人ひとりが「どうしたいのか?」というのを主体的に考えていける風土にしていけば、確実にもっとみんなが幸せだと思える組織になると思うんです。なので、まずは自分が先頭に立って仕事にやりがいや誇りを持って幸せだと胸を張って言える人であり続けたいですし、みんながやりたいことを叶えられる幸せ溢れる会社を作っていきたいです。それが今副支店長というポジションにいる自分の役割だと感じています。