解決事例②
CASE-02
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薬品解決事例
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現状
某食品工場では、余剰汚泥を脱水して処分を行なっていましたが、汚泥性状の変化により凝集不良を起こし、脱水ケーキの含水率が91%となりました。このため、産業廃棄物処理業者が受入拒否勧告を出し、問題となっていました。
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問題
こちらの食品工場では、余剰汚泥を高分子凝集剤1液で凝集させて脱水していましたが、フロックは大きくなるものの、手で圧搾した際に指の隙間から汚泥が逃げる状態でフロックに強度がなく、脱水がうまくいきませんでした。
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03
解決策の検討(凝集剤の選定)
現状の調査および汚泥を採取し、ジャーテストを行いました。ジャーテストの結果、高分子凝集剤1液のみでは、フロックはできるものの、フロックに強度がない結果となりましたが、無機凝集剤を高分子凝集剤の組み合わせで、脱水性の良いフロックができました。
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04
結果(実装値での確認)
薬品選定後、現場で添加量を調整し、脱水ケーキの含水率が85%まで改善されました。薬品費が増加したものの脱水ケーキ処分費が削減され、トータルコストとして20%の削減ができました。